天然界面活性剤の特徴と頭皮に与える影響

シャンプーの場合の界面活性剤の割合は、一体何パーセントなのでしょうか。
一般的に6割から8割は水で出来ており、残りの3割程度が界面活性剤とその他の成分から出来ていると言われています。

水だけでは落とせない汚れを落とすことが出来る界面活性剤ですが、実は天然由来の界面活性剤もあります。
一体それはどのようなものなのでしょうか。

もともと自然界にあるものが天然界面活性剤

天然由来の界面活性剤は、もともと自然界にあるものを言います。
例えばサポニン、リン脂質やペプチドのような天然物質のことです。

身近に存在している天然界面活性剤のレシチン

天然由来の界面活性剤の中でも、最も身近な存在のものはレシチンと呼ばれる成分なんですよ。

レシチンは

  • 大豆に含まれる大豆レシチン
  • 卵の黄身に含まれる卵黄レシチン

などがあります。
古くから食品の乳化剤として用いられてきたという歴史もあります。

油分を含んだマヨネーズを想像してみましょう。
何故卵と油分がまじりあったマヨネーズがそのままの状態で保たれているのでしょうか?

それは卵黄レシチンが作用しているからなんですよ。

他にも様々な天然界面活性剤がある

牛乳などに含まれるたんぱく質の一種であるガゼインという成分も、天然の界面活性剤の内の1つです。
牛乳は牛乳自体が水分と乳脂肪分が混ざった状態なので、それを乳化させているのがガゼインです。

さらにヘチマの茎や抹茶などの植物、ヒトデやナマコと言った植物や生物に含まれるサポニンと言うものも天然由来の界面活性剤の1つです。
サポニンを含有した植物は、昔は石鹸替わりとして使われてきたと言われています。

界面活性剤なしのシャンプーは存在しない

どんな低刺激のシャンプーでも、界面活性剤が入っていないシャンプーは存在しません。

天然由来の界面活性剤は天然由来でも界面活性剤には違いありませんし、シャンプーには必ず入っています。

天然界面活性剤でも安全とは限らない

天然由来100%だから安全、植物から出来ているから発がん性もなく心配いらないと言う思い込みが人間にはあるようですが、天然由来イコール低刺激で安全、合成界面活性剤が全て良くないというわけでもなさそうです。

合成界面活性剤の全てが悪いわけでもない

最近では人気のアミノ酸系の弱酸性で、肌に優しいと呼ばれる、アミノ酸系シャンプーや、石鹸系のシャンプーも素材は天然由来のものですが、人工的に作られたものです。

合成界面活性剤と言えるでしょう。

ですから合成界面活性剤が全て悪いわけではなく、肌に刺激が強い高級アルコール系、石油系の合成界面活性剤が頭皮に刺激を与えます。

天然由来であっても、合成であっても、何が良くて何が悪いのかを見極める必要がありますね。

天然由来でもいくつか種類がある界面活性剤

天然界面活性剤と言っても、いくつかの種類があります。
天然成分を原料にして反応させた化学物質や、天然由来の原料から特定の成分のみ取り出して作ったもの、そして抽出した化合物や天然成分を化学合成したものです。

天然由来の界面活性剤と言っても、純粋に天然と言うことではなく、何らかの化学物として加工されて商品化されています。

化学合成された天然界面活性剤はたんぱく質を破壊するという特性を持っています。
また皮膚から吸収されやすいと言うことも分かっているようですね。

肌に残留しやすいという点で見ても、合成界面活性剤と同じ面があるようです。

安全性の高さは天然界面活性剤が有利

しかし天然由来の界面活性剤と、合成界面活性剤を比較すると、はるかに天然界面活性剤のほうが安全性が高いですし、そもそも界面活性剤がなければヘアケアアイテムを作ることは不可能です。

有害性を持っていると言っても、どんな成分が配合されているのかをパッケージなどをチェックすれば分かりますから、購入する前にチェックする癖をつけるとよいでしょう。

まとめ

天然由来の界面活性剤とはもともと自然界にあるものと言うことが分かります。
だからこそ頭皮への負担も少なく、安心して毎日使い続けられるものであることが分かりますよね。

しかし天然界面活性剤と言っても、全て天然成分を使用しているわけではなく、絶対的に安全なわけでもないようです。
ただ、合成界面活性剤と比較するとはるかに安全であることは明白でしょう。

もしシャンプー選びで迷ったのなら、合成界面活性剤配合のシャンプーを選ぶよりは天然界面活性剤配合のシャンプーを、多少高くとも購入するほうが安心出来ますね。


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